参考動画 | 基本情報 | |
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曲名 | ハイサイおじさん | |
通称 | ハイサイおじさん | |
作曲者 | 喜納昌吉&チャンプルーズ | |
元ネタ | ウチナーポップ/JPOP | |
主な使用場面 | 攻撃時/チャンス時 |
沖縄県代表の応援団のチャンステーマ(応援歌)として定着しており、カチャーシー(両手を頭上に掲げ、ひらひらと回しながら舞う沖縄舞踊の一種)を乱舞しながらこの曲を大合唱する姿はすっかりおなじみである。
特に2010年の全国選手権大会(夏の甲子園)に興南高校が出場した際に全国的にも有名となった。
沖縄県代表校の応援は本土の県人会を中心に行っているほか、同県出身者が指導する市立尼崎高校の吹奏楽部が参加しているため、沖縄県代表の応援に、学校を問わず「ハイサイおじさん」が使われるという背景がある。
原曲はミュージシャン喜納昌吉&チャンプルーズの楽曲であり、1969年に返還前の沖縄でリリース。
その後、様々なレコード・CDが発売され、全国的に有名になった。
「ハイサイ」とは沖縄の言葉で「こんにちは」の意味である。
この歌の主人公である『ハイサイおじさん』は陽気は酔っぱらいの、いかにも近所に住んでいそうなよくいるおじさんと、20才代そこそこの子供(青年)の楽しい掛け合いの唄に思えてしまう。
実はこの歌には実在したモデルのおじさんがいる。喜納昌吉がまだコザ市(現沖縄市)の中学生であったころ近所であったショッキングな話がもとになっている。
昌吉少年の近所に住んでいたとある一家。戦争の混乱の中で、精神を病んでしまった母親が7歳の娘の首をまな板の上で斧で斬り落としてしまうという事件が起こる。
帰宅した父親は毛布の先に出ている娘の足を触ってその冷たさに驚き、毛布をめくると首のない娘が中にあった。
母親は切り落とした娘の頭を釜で煮て食べようとし、最後には自殺してしまった。
のこされた父親はこの事件のせいで村八部にされてしまう。次第に酒に溺れるようになり、交友のあった喜納家に頻繁に来ては酒をせびるようになった。古い民謡を口ずさむそのおじさんと「ハイサイ」と声を交わし、酒を恐る恐るあげる中学生の昌吉。
そんなことを繰り返しているうちに昌吉少年の頭の中に流れ出して出来上がったメロディがこの『ハイサイおじさん』だった。
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